Kind's room

アニメの感想、考察など。

2018冬アニメ・ヒロイン10選

個人的に好きだった2018年冬アニメのヒロインをランキング形式で発表していきたいと思う。
前期は自分の萌豚ハートに突き刺さるようなヒロインが少なく6人のみの選出となってしまったが、今期はヒロイン視点でも充実していたクールで、しっかり10人選ぶことができた。
それでは早速10位から。

 


10位 燕結芽(刀使ノ巫女

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‪燕結芽ショックから未だに立ち直れない視聴者を散見するが、私もまたその一人だ。親衛隊の中では最年少でありながら一番の実力者であり、その突拍子のない振る舞いや狂気じみた言動から当初は「折神紫の最終兵器」という印象だった。しかし11話で彼女の行動原理が明かされ、自分の強さを焼き付けるため、自分のことを覚えててもらうために最後まで「自分の力」だけを証明し、十字架を背負いながらも運命に抗い続け、最期まで強くあり続けたその生き様には心打たれた。可奈美との直接対決は決着つかずだったが、S装備もノロもなく生身の身体で可奈美と同等の力を発揮していた辺り、現役刀使最強レベルの強さだったに違いない。また、登場人物の中でも最年少だったため、可奈美たちを「お姉さん」と呼ぶところなんかも可愛かった。2クール目でひょいって出てこないかな...‬

 

9位 小淵沢報瀬(宇宙よりも遠い場所

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‪黙っていればクールで冷徹で知的なイメージだが、喋ればひたすらポンコツなところが好き。人一倍南極に賭ける想いは強く、彼女の行動力なしでは南極青春グラフィティが始まることもなかった。例え自分の夢が馬鹿にされても決して折れず、自らの信念を押し通せる強さの持ち主で、その反面意地っ張りなところもあったが、ときにその不器用な性格で悩める友人を強引に良い方向へ導くなど親友キャラの鑑でもあった。今まで馬鹿にしてきた奴らへの「ざまぁみろ」、日向の元友人たちへの「ざけんな」など印象的な台詞も多い。‬

 

8位 三門陽湖(キリングバイツ

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‪今期屈指の顔芸ヒロイン。お嬢様としてのプライドが非常に高いためか凡人である野本を非常に敵視しており、怒りのあまりせっかくの美人が台無しになってしまうところが可愛かった。祖父を救うという目標を掲げ、人一倍キリングバイツに賭ける想いが強く、ときに頭の切れる采配でプレイヤーとしての優秀さを見せるなど、単なる噛ませではないのも良かった。最終話でストーリー的に用済みになった瞬間性奴隷に堕ち、この作品らしいお色気要員としての責務も果たすという大盤振る舞い。獣人も令嬢も関係ねぇ、エロい身体してたら脱ぐ。それがキリングバイツだ!‬

 

7位 皐月夜見(刀使ノ巫女

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‪ヒステリックおばさんへの忠誠心がヤバいリスカ美少女。スポットが当てられたシーンこそ少なかったものの、人体実験のごとくボロボロにされても自分の身体を差し出そうとする健気な姿勢、そして暴力的な酷い仕打ちを受けても最後まで高津学長の側に居続けた高い忠誠心に"萌え"を感じざるを得なかった。このままだとドM説も否定できないので2クール目では高津学長との関係性をもっと明かして欲しいところ。脚本家曰く「隠れ巨乳」らしい。隠れてるか?

 

6位 琴葉(三ツ星カラーズ

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‪個人的に小学生キャラを好きになることはあまりないが、彼女のように落ち着いた性格の子は好きになる傾向にある。言動やファッションセンスなどは少し大人びており、推理パートでは百発百中で解決に導くなど頭がとても切れるが、ゲームは下手。四六時中ゲーム弄ってるくせにマジで下手。その弱点を天然鬼畜モードの結衣に抉られるととことん怯むところが最高に可愛い。アポロを上と下で別々に食べただけでドヤ顔するシーンも何気に好き。人の顔を踏んづけたりなどやや暴力的な一面もあり、その点でも個人的な好感度は高かった。何が言いたいかというと琴葉に生足で顔踏まれたい(突然の性癖暴露)‬

 

5位 各務原なでしこ(ゆるキャン△

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「‪花守ゆみりアニメにハズレなしの法則」及び「花守ゆみりキャラがろくな初登場の仕方しないアニメは名作の法則」は今期でも適用された。食欲旺盛で元気いっぱいな様子が非常に愛らしく、彼女が何か食べてるところを見てるだけでこちらも幸せに感じるほどだった。いっぱい食べる君が好き。また、お財布事情に敏感で料理上手など家庭的な一面もポイント高い。その元気印のような振る舞いから天真爛漫な性格に見えがちだが、程よい距離感を保ちつつ相手のことを考えられるしっかりした人間性の持ち主で、リンと野クル組の架け橋となったという点で彼女の存在はとても大きかった。リンとの関係性は非常に尊いものがあり、7話で一緒のテントで朝を迎えるシーンは今期最高水準の尊さを観測。‬

 

4位 桃木野姫子(citrus

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‪個人的に今期の流行語の一つだった「一線を越える」を最初に言った張本人。5話冒頭の柚子との「私と会長は一線を越えた仲ですのよ」「じゃあ私も一線越えてやんよ」のくだりは本作屈指の名シーンだと思う。当初は単なる噛ませキャラかと思っていたが、柚子から芽衣を奪い返すために一線を越える(笑)など、肉食系拗らせレズな側面を披露してきたのは印象深かったし、この辺りからストーリーも面白くなった。なんやかんや柚子を心配したり、芽衣と柚子の関係を見守ってくれる優しさの持ち主で、理想的な負けヒロインになってからは好感度が急上昇した。今でははるみんやサラと纏めて『citrus三大良心』と勝手に呼んでいる。‬

 

3位 大澤悠(ラーメン大好き小泉さん

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‪今期最初に萌豚ハートを刺激された女の子。明るい性格とボーイッシュな見た目を兼ね備えた美少女で、料理上手という家庭的な一面があったり家に居る時は兄想いの出来た妹って感じの振る舞いだったりなど、普通にしてれば非の打ち所がない魅力的なキャラクター。なのだが、小泉さんのことになった瞬間にたかが外れてしまうその残念さが堪らなく好き。小泉さん愛は常軌を逸しており、当初は軽いストーカー行為でまだ微笑ましいものがあったが、気づいた頃にはもう手を付けられないほどヤンデレ化してて、それもまた一興な魅力があった。ラーメン要素より時に目立つほど味付けの濃いキャラクターだったが、百合というトッピングとしては抜群の存在感で、本作をコメディとしてみるには彼女の存在は欠かせなかった。個人的に好きなタイプのcv.佐倉綾音だったのも大きい。‬

 

2位 志摩リン(ゆるキャン△

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‪スズキに侵されてない方のバイク乗りリンちゃん。一人の時間が好きな(見解の相違です一人だけどボッチじゃない)私にとっては親近感を覚えるキャラクターで、きららアニメでは珍しいほど「一人の時間」が徹底して尊重されており、そういう意味でも終始好感度が高かった。ライブカメラに手を振ったりわざわざ原付走らせて夜景撮りに行ったりなど、内向的な性格とは反して粋な行動するところも印象深い。5人の中では一番キャンプ慣れしているが、百戦錬磨という訳ではなく失敗することもあり(ほぼ毎回何かしらの失敗はしている)、等身大のキャンプ好きな女子高生として描かれていたのも彼女の好感度と人気を押し上げた要因だろう。なでしことの関係性は非常に尊いものがあり、なでしこの屈託のない笑顔を見守る様子は彼氏というか夫の域だった。本作で一番好きなエピソードもまた2人でキャンプした7話だった。あと随所に見られた、犬を見て「かわえぇ...」って言うシーンがとても好き。愛車のカタナ400でソロキャンプツーリングする回早く見たい。

 

1位 谷口はるみ(citrus

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‪こんなランキングを作っておいてなんだが、はるみんの今期優勝が確定するのには3話も要さなかった。もう第一印象から「これはガチ恋するな」という感覚さえあった。学校では地味なツインテおさげなのに私生活では羽目を外してギャルモード全開になるギャップがまず可愛く、そして家ではおばあちゃんっ子という点もポイント高かった。どんなときも柚子に対して親身になって支えとなる姿は印象的で、情に厚い姉御肌タイプの親友ポジとしてとにかく完璧だった。常に芽衣のことしか考えず自分の相手をしない柚子に普通なら愛想つかしても仕方ないところだが、むしろ柚子の支えになろうと尽力していたのは恐らく、柚子がこのお嬢様学校の中で馬が合う唯一の存在であり、柚子に友情の全てを全振りできることが主な要因だと考えている(単に性格が聖人すぎるというのもあるだろうが)。はるみんがいつも柚子を救っていることと表裏一体で、窮屈な学園生活を強いられていたはるみんにとっては、今はむしろ柚子の存在に救われているのかもしれない。つまり柚子とはるみんの関係は、柚子が一方的にはるみんに救われているようで、はるみんもまた柚子に救われている部分はあったのだと思う。はるみんは登場するシーン全てが印象的だが、個人的に大好きな場面は3つある。1つ目は5話、柚子と姫子が学食で一緒に居たところに合流するシーン。学内では常に柚子と行動していたためあまり意識しなかったが、このシーンで柚子が居ないとはるみんがぼっちだという事実を改めて認識した。柚子を発見した際に「あっ、柚子っち〜」とあっけらかんな態度しておいて内心めっちゃ嬉しかったんだろうなと想像するだけで、そして柚子が転校して来る前は教室で一人サンドイッチでも食べてたのかなと妄想するだけで激萌え。2つ目は6話、この回が恐らくはるみん最大の見せ場だった。まず芽衣と父親のことで悩む柚子に対し、頭を撫でつつ慰めるシーンでは自分のことを「はるみママ」って言っちゃうところが可愛く、彼女に安心して母性を感じていいんだと心なしか安心した。自分の姉御肌というかママ気質な性格を理解しているからこそ、率先して柚子の支えになろうとしているんだと感じさせる。そして柚子が芽衣を捕まえて父親の元へ向かうシーンでは、何も教えてないにも関わらず何かを察して柚子を自分の自転車の後ろに乗せ、雨で滑りやすい路面を全速力で二人乗り走行する漢気を披露。極め付けは柚子に自転車を託し「後は任せたぜ」と言わんばかりの表情で送り出す、考えられるうえで最高の形でのアシストを決めた。この一連の流れは本作の中でも三本の指に入る名シーンだったに違いない。そして3つ目は9話、芽衣のことで悩んで完全に上の空になってる柚子を背後からカバンで引っ叩くシーン。‬前日柚子に置いて帰られたのを怒る→柚子の表情でいろいろ察する→柚子の悩みを親身になって聞く→さりげなく解決案を用意する→後は任せたとばかりに颯爽と去っていく、という一連の流れをなんとわずか48秒でこなしてしまったのだ。主人公たちの関係を割り込まない程度に支えつつ、その少ない持ち時間の中で限りなく株を上げてくる、はるみんというキャラクターを象徴していたシーンだった。正直このcitrusという作品をここまで愛することが出来たのは彼女の存在があったからであり、‪『はるみんの好感度=本作の好感度』と言っても過言ではなかった。原作ではアニメにはなかったまつりとの絡みもあるらしく、更にはるみんのお姉さんも登場するようなので、はるみんファンとしては買わない理由はないだろう。はるみんという大聖母を生み出したサブロウタ先生、はるみんに命を吹き込んだ藤井ゆきよさん、そして久しぶりにガチ中のガチな方のガチ恋をさせてくれた谷口はるみさんに圧倒的感謝......‬

 

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というわけで2018年冬アニメはcitrusより谷口はるみさんが優勝ヒロインの座に輝いた。作品別にみると『citrus』『ゆるキャン△』『刀使ノ巫女』あたりが強かったように思える。

また、今回惜しくもランクインはしなかったが、
・小泉さん(ラーメン大好き小泉さん
・衛藤可奈美(刀使ノ巫女
・十倉栄依子(スロウスタート
・藍原柚子(citrus
・レイシア(BEATLESS
・遠藤ユカ(BEATLESS
あたりも好感度の高いヒロインだった。
来期は谷口はるみさんを越えるヒロインが果たして現れるのか、心を豚にして待ちたいと思う。